5、新たな症状

しかし現実は厳しく症状は継続的に出て、新幹線と飛行機に乗れなくなってしまった。仕事上よく利用するのだが、新幹線は各駅があるのでまだ何とかなったが、飛行機は自分の意思で降りることが出来ないので完全に乗れなくなってしまった。この病気の人に多い広場恐怖症というものらしい。病気の本を読んだら乗れなくなる人が多いと書いてあり、完全に自分の脳が記事に洗脳され乗れなくなった感じだ。

しかし乗れないからと仕事を休むことは出来ないので、新幹線だけは乗り、飛行機は事情を話し乗らずに済んだ。各駅の新幹線でも不安感が強い日は本を読んで気を紛らわせていた。

 

【不安のメカニズム】この本は対処法など記載されているので多少の不安やパニックなら自分で対処出来た。今私と同じような症状の方へはとてもお薦めだ。

 

そのうち行かなきゃ新幹線に乗って移動しなきゃと思うとどんどん胸が苦しくなり乗ることが出来なくなってしまった。こうなってしまうともう仕事が出来ないので主治医に相談したところ、1回仕事から離れる為にと休職になってしまった。自分は1度でも逃げたら2度と仕事に戻れなくなるんじゃないかと思い反対したが、今までの無理がこの結果なんだからゆっくり休みなさい!と怒られ休職を受け入れた。