10、外勤に出てからの体調

復職してから1ヶ月が経ち外勤に出られるようになった。前にも書いたが私の仕事はルート営業で訪問先の近くのホテルを点々としながら活動していくやり方である。復帰していきなり月曜〜金曜までホテル暮らしは正直キツいと思っていた。するとまだ私の体調が完璧ではない為、自宅から通えるエリアに変更してもらえた。なので今までのように新幹線に乗って担当エリアまで行きホテルを点々とする生活とはおさらばする事となった。会社の好意に感謝。担当軒数も約400軒→90軒程に減らしてもらえた。

自宅から通える為1人の時間が多いホテル暮らしより精神的にも肉体的にも大分楽になった。体調も休職させていただけたおかげでかなり良くなったと思う。このまま身体が仕事モードになれば完全復帰出来ると思っていた。しかし一度病気に罹ると風邪等と違い完治するのにかなり時間がかかると感じた。

と言うのも訪問先に行くまでの車の中であったり、面談を待っている間に急な不安感に襲われることがあった。休職前に感じていた「なんか変だな・・・、ここで倒れたらどうしよう・・・、クライアントの前で体調がおかしくなったらどうしよう・・・、面談が怖い」といった症状がまた出てきてしまった。以前のように逃げたり、その不安のせいで気持ちが押し潰されるまではならないが、結構キツいと感じるレベルだった。自分で「不安になっているぞ!他の事を考えてネガティブ→ポジティブに気持ちを切り替えよう!大丈夫!一時的に悪い癖が出ているだけでそんな症状は出ないから安心して面談に集中しよう!」と考えることが出来るようになっていた。すると大体の不安感は自分で抑えられる事が出来るようになった。しかしこの突然の不安は「また前の自分に戻ってしまうのかな…」とかなりビビらされるものである。これから仕事をしていく上でこの症状と向き合っていくのか…と考えると心が折れそうになりこの世から消えたら悩みも無くなるんだろうな…と考えてしまうことがある。しかし妻や娘たちのことを考えると弱気になってられない。いつまでも家族の笑顔を見続ける為にも踏ん張って頑張って行こうと自分に言い聞かせて頑張って行きたいと思う。