4、新たな病院

早速受診しようとしたが最低3ヶ月待ちと言われた。しかし紹介を受けた話をしたら1ヶ月待ちで予約を取ることが出来た。今の自分にはその1ヶ月もとても長く感じ、耐えられるのか心配だった。

そしてやっと自分の診察日が来た。先ずは聞き取りと、この病気になった経緯と、現在服薬中の薬について話した。名医とのことで気分的にとても緊張したけど、話を聞いてくれ薬漬けにならないよう変更してくれたことがとてもありがたかった。薬は今まで4種類飲んでいたが、そんなに私の症状は重症じゃないからとワイパックス1日3回のみに変わった。また、先生の診察は2週間毎で間にカウンセラーを入れてくれた。カウンセラーは聞き取りとアドバイスで、受ければ必ず良くなると保証はないが今の自分には話を聞いてくれてアドバイスも貰えるのはとてもありがたかった。1回40分で色々アドバイスを貰え早速実践してみよう!と思うことや、考え方の癖等を変えていけるように教えてくれた。カウンセラーや先生と話している時はとても充実しておりすぐ治るんじゃないか?と思う程だった。

3、症状の重篤化

薬を飲みながら仕事を続けていると、気分が良く1日何も不安が出てこない日や逆に今日は身体がソワソワしちゃってダメだという日が出てくることがわかった。そのうち不安感がホテルで休んでいる時にも出るようになってしまった。

ある朝、起きて仕事の用意をしていると急に外の空気が吸いたくなり窓を少し開けた。ホテルなので全開に出来ないのが残念。部屋は7階だったがこのまま落ちたら死んじゃうな…と急に頭に浮かんできて不安+恐怖が出てきてしまった。部屋から出るのも怖くなってしまい『どうしよう…家まで遠いし俺はどうしたら良いんだ…』とパニックになってしまった。会社の先輩でこの病気に詳しい先輩がいるのですぐに電話をした。すると深呼吸して外に散歩に出てみると良いとアドバイスをくれた。心配だったので電話を繋いだままにしてもらい外へ出た。すると海が近い為、潮の匂いが流れてきてとても気持ちが良かった。お陰で体調も落ち着き、ホテルから出発することが出来た。しかし頭の中で【死】について考えてしまった衝撃が大きくすぐ車を止めて死ぬのかな…と考え込んでしまった。先輩に再度電話をしたところ、『死を考えてしまったらもっと医療で対応しないとダメだから!』と名医を紹介してくれた。結局この日は自宅に帰ることにしたが、自宅までの道で全てのパーキングエリアに寄り気持ちを落ち着かせながら走って帰った。その為、いつもの何倍もの時間がかかり疲れも酷かった。

2、薬は怖い

先ずは2週間分処方され飲んでみた。多分効いているんだろうなと思う程度だった。すぐ治ると思い仕事に復帰(2日間休息)したところ、「なんか不安だな…、またみんなの前で倒れたらどうしよう…、恥ずかしいな…」等と考えるようになってしまった。するとどんどん焦り始め動悸、めまい、ふらつきが出るようになり「やばいやばい」と焦り、パニックの様な症状が出るようになってしまった。薬を飲めば治るんだと薬に頼るようになってしまい、薬で落ち着かせる日々が続いた。

私はルート営業なのでホテルに宿泊しながらお得意様を訪問していくという営業スタイルである。外勤中は何も起こらないだろうと思っていたが、外でも症状が出るようになってしまった。「お客さんの前で倒れたらどうしよう…、問屋さんの前で何か起こったらどうしよう…」と考えるようになってしまい、不思議な事にそう考えると実際に起こってしまうんだと実感した事がある。いつも通り問屋さんへ行き話をしていると、突然不安感が出てきて会話もろくに出来なくなってしまった。しかし病気を知られたくないのでさっさと話を切り上げ車に戻った。車に戻ると一人の世界なので落ち着くような気がしていた。

しかし、車の中なら平気だろうと思っていたのについに「運転中に何か起こったらどうしよう…」と思うようになってしまった。免許を取って16年運転が怖いなんて思った事はなく、むしろ趣味がドライブだったのに…と自分でもショックだった。もうどこにいても不安感が付き纏ってくるようになってしまい薬が手放せなくなってしまった。そのことを主治医に相談したところ更に薬が追加になりパキシルを処方された。自分でも「これを飲めば楽になれる。」と思うようになってしまい薬が手放せなくなってしまった。

1、初めて倒れた日

忘れもしない2年前のゴールデンウィーク明け、いつも通り会社で内勤業務を行なっていた時、急にめまいとふらつきに襲われた。このところ仕事が多く、また、人間関係でストレスを抱えていた為そのせいだろうと考えていた。しかし症状がどんどん悪くなっていくので水を買い、飲みながらトイレに駆け込み自分を落ち着かせようと座った。しかし、一向に落ち着かずそれどころか呼吸が早くなり座っていてもめまいや吐き気が止まらずオフィスに戻り救急車を呼んでもらった。その時気付いたのだが、ろれつが回っていなかった。自分の中では脳がおかしくなっちゃったんだろうなと焦っていた。救急車到着後すぐにストレッチャーに乗せられ病院に運ばれた。病院では色々検査を行ったが異常なし。II度の脱水症状と診断され数時間病院で点滴をしてもらい過ごした。その日は朝からモンスターエナジーとブラックコーヒーしか飲んでおらずトイレの回数が増えているのに飲水量が足らなかったようだった。会社に症状を報告した所、念の為脳も調べてきてくれとの事で、別日に脳のMRI検査を行う事になった。しかし異常は見つからず、心療内科の受診を勧められた。

なんで?俺が心療内科?病んでないし行く必要ないよね?ただの脱水症状じゃなかったの?と疑問に思った。

翌日言われるがまま近所の心療内科に行き、倒れた日の事を担当医に話したところ、自律神経失調症だと診断された。恐らく仕事のストレスを抱え込み過ぎたのが原因じゃないか?との事。ドグマチールワイパックスを処方された。帰りの車でもなんで俺が…と思いながら妻に運転してもらって帰宅した。

不安障害と診断され

皆さんはじめまして。

人生で初めてのブログに少し緊張しているおっさんです。

私は現在34歳で会社員をしており、妻と2人の娘と仲良く暮らしています。

趣味はドライブと音楽鑑賞、南国への旅行です。

このブログでは私が会社で倒れ、軽度のパニック障害と不安障害と診断され、病気と一緒に過ごしてきた約2年半の事を書いていこうと思います。 ネットで探しても不安障害の記事が少なかったので、少しでも皆さんの参考になればと思い書いてみました。

読みにくいかもしれませんが、お付き合いお願い致します。